ミニ四駆GTアドバンスは、実車系プラボディを使用し、比較的手軽な改造でレースを楽しめるレギュレーションです。
カーボンプレートやボールベアリングの使用が制限され、プラローラーを使用するなど、限られた改造範囲の中でセッティングを工夫する面白さがあります。
2026年6月1日からは最新レギュレーション「Ver.2.2」が適用され、使用可能ボディの追加や加工可能項目なども更新されました。
GTアドバンスではMA・VZ・FM-A・MEなどさまざまなシャーシを使用でき、ブレーキやマスダンパー、タイヤ、重量バランスなどによってマシンの走りが大きく変わります。
この記事では、2026年6月1日施行のGT-ADVANCED Ver.2.2をもとに、最新ルールや使用可能ボディ、おすすめシャーシ、改造・セッティングのポイントを初心者にもわかりやすく解説します。
実際に製作したGTアドバンスマシンも紹介していますので、「どのシャーシを選べばいい?」「どこから改造すればいい?」という方も参考にしてください。
ミニ四駆GTアドバンスのレギュレーション(ルール)

GT-ADVANCEDは、
- 「GT」=実車系プラボディ
- 「ADVANCED」=ネオVQS アドバンスパックの改造ランク
という2つの要素を組み合わせて生まれたクラスです。
高価なパーツを多用するのではなく、限られた改造範囲の中でセッティングを工夫し、実車系ボディの見た目も楽しめるのが特徴です。
GTアドバンスでは、2026年6月1日から最新レギュレーション「Ver.2.2」が適用されています。
まずは、現在の主なルールを早見表で確認しておきましょう。
| 項目 | Ver.2.2の主なルール |
|---|---|
| ボディ | 指定された実車系プラボディのみ使用可能 |
| 基本改造 | 原則無加工(いわゆるポン付け) |
| カーボンプレート | 使用不可 |
| FRPプレート | 使用可能 |
| ボールベアリング | 使用不可 |
| 軸受け | スチール・ステンレス製は使用可能 |
| 低摩擦プラベアリング | 使用可能 |
| ローラー | プラローラーのみ使用可能 |
| メッキプラローラー | 使用可能 |
| ゴムリング付きローラー | 使用不可 |
| ローラー数 | 最大8個(スタビローラーも1個として数える) |
| タイヤ | 成型色が「黒」のタイヤのみ |
| ホワイトレター | タイヤ側面はOK |
| ギミック改造 | 使用不可 |
| ブレーキへの熱処理 | 不可 |
| モーター | 指定モーターのみ使用可能 |
※上表はVer.2.2の主なポイントを分かりやすくまとめたものです。大会やイベントへ参加する場合は、必ずGT-ADVANCED公式の最新レギュレーションも確認してください。
2026年6月1日からVer.2.2へ更新
GTアドバンスでは2026年6月1日にレギュレーションが更新され、Ver.2.2となりました。
今回の更新では、使用可能ボディに次の4車種が追加されています。
- エアロアバンテ
- シャドーシャーク
- フレイムアスチュート
- アイアンビーク
これらは公式から「F1系」として要望があったボディとして追加されたことが案内されています。
2026年6月からの最新レギュレーションです。
※使用可能ボディに以下のボディが追加となります。
・エアロアバンテ
・シャドーシャーク
・フレイムアスチュート
・アイアンビークこれらのボディは「F1系」として要望がありましたので今回より追加とさせていただきました。#GTアドバンス#ミニ四駆 pic.twitter.com/s5brYSPfzI
— GT-ADVANCED/GTアドバンス【公式】 (@gtadvanced_3249) June 1, 2026
公式Xではレギュレーション更新や使用可能ボディの追加などが告知されています。今後ルールが変更される可能性もあるため、レース参加前には最新情報を確認しておくと安心です。
GTアドバンスで認められている加工
GTアドバンスはミニ四駆公認競技会規則に加え、原則無加工(いわゆるポン付け)を基本としていますが、Ver.2.2では次の加工が認められています。
- ボディを他シャーシへ載せ替えるためのトリミング
- パーツが干渉する部分のトリミング
- ドライバー人形搭載のためのキャノピー部分のオープントップ加工
- ウイング、フィン、ロールバーなどを切除し、パーツレス仕様にする加工
- ウイング、エアロパーツ、ライトなどの装飾・形状パーツを追加する加工
- FRPプレートへの皿ビス加工
- FRPプレートの面取り・断面処理
- 既存穴の貫通加工
- ホイール穴の貫通加工
- モーターピン・プロペラシャフトのギヤ抜け防止加工
- 15467/15469 サイドマスダンパー(E2)中央のビス穴突起の切除
一方、FRPプレート側面への瞬間接着剤による補強や、FRPプレート同士を瞬間接着剤で接着する加工は認められていません。
GTアドバンスで使用できない主なパーツ・改造
Ver.2.2では、次のような制限があります。
- 使用できるタイヤは成型色が「黒」のもののみ
- ギミック改造は禁止
- 指定された実車系プラボディのみ使用可能
- ボディは定められた方法でシャーシに固定する
- カーボンプレートは使用不可
- ボールベアリングは使用不可
- ローラーは最大8個まで
- プラローラーのみ使用可能
- ゴムリング付きローラーは使用不可
- ブレーキスポンジへの熱処理加工は禁止
ただし、タイヤ側面のホワイトレター、メッキ加工されたプラローラー、スチール・ステンレス製軸受け、低摩擦プラベアリングは使用可能です。
GTアドバンスで使用できるモーター
Ver.2.2では、使用できるモーターも指定されています。
片軸モーターでは、
- ノーマルモーター
- レブチューン2モーター
- トルクチューン2モーター
- アトミックチューン2モーター
- ライトダッシュモーター
が使用できます。
両軸シャーシでは、それぞれに対応したPROモーターが使用できます。
ただし、ラジ四駆付属ノーマルモーターは使用できません。
GTアドバンスで使用できるボディ一覧【2026年6月版】
GTアドバンスでは、すべてのミニ四駆ボディを使用できるわけではなく、GT-ADVANCED公式が指定した実車系プラボディを使用します。
2026年6月1日のレギュレーション更新では、新たに「エアロアバンテ」「シャドーシャーク」「フレイムアスチュート」「アイアンビーク」の4種類が追加されました。
ここでは、GT-ADVANCED公式が公開している最新の「使用可能ボディ一覧 No.1・No.2」をもとに、シリーズ別にまとめます。
ミニ四駆PROシリーズ
- ライザン ※カウル必須
- シェヴァリア ※リアカウル必須
- シュティーア
- ロボレース ボット2.0
- トヨタ ガズーレーシング WRT/ヤリス WRC
- シュヴァリエ
- ヘキサゴナイト
- ジルボルフ
- ライキリ
- トライゲイル
- ヒートエッジ
- アストラルスター
- ヒュンダイ アバンテ スポーツ
- レクサス LBX MORIZO RR
- エストゥーラ
- イグニシオン
- トヨタ GR スープラ
- ヤリス WRC
- ジュウギリア
- マッドレイザー
- スパークルージュ
- アビリスタ
- フェスタジョーヌ
- ブラストアロー
- ナイトレージ
- ヒュンダイ i20 クーペ WRC
ミニ四駆REVシリーズ
- ジプニー
- K4ギャンボー
- トライロング
- ナイトハンター
- 香港レーシングタクシー
- シャドウシャーク
- エアロアバンテ
- K4タッシュ
- ロードガイル
- バロンビエント
- ラウディーブル
- ヒュンダイ IONIQ 5 N
- フレイムアスチュート
レーサーミニ四駆シリーズ
- エレグリッター ※カウル必須
- Honda e
- マッハビュレット
- ダイハツ コペン RMZ
- ジョリージョーカー
- アイアンビーク
- トヨタ GR ヤリス
- ミニ四駆パンダ2
- ダイハツ コペン XMZ
- ニッサン Be-1
- サニーシャトル
ラジ四駆シリーズ
ラジ四駆シリーズの対象ボディは、TR-1シャーシ(ラジ四駆シャーシ)でのみ使用可能です。
- スバル インプレッサ WRC 2002
- レイブリック NSX 2002
- BEAMS インテグラ
- カルソニック スカイライン GT-R 2002
- ポルシェ 911 ターボ クーペ フラットノーズ
- 三菱 ランサーエボリューションVIII WRC
- プジョー 206 WRC
- ZENT トムス スープラ
- ニッサン 350Z
ワイルドミニ四駆シリーズ
ワイルドミニ四駆シリーズの対象ボディは、ARシャーシサイドボディキャッチアタッチメント使用時のみ使用可能です。
- モンスタービートルJr.
- ランチボックスJr.
- クラッドバスターJr.
- ブルヘッドJr.
- ニッサン テラノ ’93 パリダカ仕様
- ジャガーノート
- いすゞ ビークロス チームジオランダー バハ1000仕様
- トヨタ ハイラックス モンスターレーサーJr.
- ブラックフットJr.
- ミッドナイトパンプキンJr.
- ニッサン キングキャブJr.
- トヨタ ハイラックス サーフ
- マンモスダンプ
ミニ四駆シリーズ
ミニ四駆シリーズの対象ボディも、ARシャーシサイドボディキャッチアタッチメント使用時のみ使用可能です。
- 三菱 パジェロ V6 3500
2026年6月に追加された使用可能ボディ
今回のVer.2.2への更新で、次の4種類がGTアドバンスの使用可能ボディに追加されました。
| 追加ボディ | シリーズ |
|---|---|
| エアロアバンテ | ミニ四駆REV |
| シャドウシャーク | ミニ四駆REV |
| フレイムアスチュート | ミニ四駆REV |
| アイアンビーク | レーサーミニ四駆 |
これらはGT-ADVANCED公式から、「F1系」として要望があったため今回から追加したことが案内されています。
※使用可能ボディや条件は今後変更される可能性があります。大会・イベントへ参加する場合は、GT-ADVANCED公式の最新情報も確認してください。
GTアドバンスでおすすめのシャーシは?5種類を比較
GTアドバンスでは、使用するシャーシによってマシンの走りやセッティングのしやすさが変わります。
特に実車系ボディを使用するため、シャーシそのものの性能だけでなく、ボディとの組み合わせやマスダンパー、ブレーキの配置まで考えて選ぶことが重要です。
ここでは、GTアドバンスで候補になりやすいMA・VZ・FM-A・ME・MSの特徴を比較します。
| シャーシ | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| MA | バランスがよく扱いやすい | 初心者・安定性重視 |
| VZ | 軽量でスピードを出しやすい | 軽さ・スピード重視 |
| FM-A | フロントモーターで前方に重量がある | ジャンプ後の姿勢を安定させたい人 |
| ME | 軽量でセッティングの自由度が高い | 新しいシャーシで詰めてみたい人 |
| MS | 低重心で安定感がある | 前後制振を活かしたい人 |
初めてGTアドバンスマシンを作るなら、扱いやすくセッティングしやすいMAシャーシが有力候補です。
一方、軽さやスピードを重視するならVZやME、フロントモーターの特性を活かしたいならFM-Aというように、自分が作りたいマシンに合わせて選ぶとよいでしょう。
ただし、GTアドバンスではシャーシだけで優劣が決まるわけではありません。コースレイアウトや使用するボディ、ブレーキ、マスダンパーなどの組み合わせによって走りは大きく変わります。
MAシャーシ|初心者にもおすすめのバランス型
MAシャーシは、GTアドバンスで使いやすいシャーシのひとつです。
両軸モーターを採用し、安定感とスピードのバランスが取りやすく、比較的セッティングをまとめやすいのが特徴です。
また、サイドマスダンパーやブレーキなどのセッティングもしやすく、実車系ボディの選択肢も豊富です。
「GTアドバンスを始めたいけれど、どのシャーシにすればいいか分からない」という初心者なら、まず候補にしたいシャーシです。
実際にMAシャーシを使用したGTアドバンスマシンも製作しています。

VZシャーシ|軽量でスピードを狙いやすい
VZシャーシは軽量なのが大きな特徴で、スピードを重視したGTアドバンスマシンを作りたい場合の選択肢になります。
軽さを活かした加速性能やコーナー後の立ち上がりが魅力ですが、軽量な分、ジャンプ後の姿勢が乱れやすくなる場合があります。
そのため、ブレーキやマスダンパーを調整しながら、軽さと安定性のバランスを取ることがポイントです。

FM-Aシャーシ|フロントモーターを活かしたセッティング
FM-Aシャーシは、モーターを車体前方に搭載するフロントモーターシャーシです。
前方に重量があるため、ジャンプや着地を含めた姿勢づくりで、ほかのシャーシとは違ったセッティングができます。
一方、実車系ボディとの組み合わせによっては、フロント周辺のマスダンパーなどの配置に工夫が必要になる場合があります。

MEシャーシ|軽さと新しい設計が魅力
MEシャーシは、GTアドバンスでも選択肢になる新しい世代のシャーシです。
軽量な設計を活かしながら、ブレーキやマスダンパーなどを調整して、自分なりのGTアドバンス仕様を作る楽しさがあります。
当サイトでは、ライザン(MEシャーシ)を実際にGTアドバンス仕様へ改造しています。
使用したパーツやセッティングを詳しく紹介しているので、MEシャーシで作りたい方は参考にしてください。

MSシャーシ|低重心を活かした安定型
MSシャーシは、低重心の両軸シャーシで、安定感を活かしたセッティングができます。
一方、実車系ボディの形状によっては、フロント側のマスダンパーなどを配置できるスペースが限られる場合があります。
そのため、MSシャーシでGTアドバンスマシンを作る場合は、シャーシだけでなく使用するボディとの組み合わせを確認することが重要です。

コスパ最高のアバンテMk.Ⅲ NERO アドバンスパックはおすすめです
初心者はどのシャーシから始める?
初めてGTアドバンスに挑戦するなら、まずはMAシャーシを候補にすると選びやすいでしょう。
MAは実車系ボディの選択肢が多く、ブレーキやマスダンパーなどの基本的なGTアドバンスセッティングにも取り組みやすいのがメリットです。
ただし、「MAが最速」という意味ではありません。
GTアドバンスでは、コースに合わせたセッティングやボディとの組み合わせによって結果が変わるため、
- 扱いやすさ・バランス重視 → MA
- 軽さ・スピード重視 → VZ
- フロントモーターを使いたい → FM-A
- 新しいシャーシを試したい → ME
- 低重心・前後制振を活かしたい → MS
という考え方で選ぶと分かりやすいでしょう。
GTアドバンスで重要な改造ポイント
GTアドバンスは使用できるパーツや加工に制限がありますが、限られた範囲でもセッティングによってマシンの走りは大きく変わります。
特に重要なのが、ブレーキ・マスダンパー・タイヤ・ローラー・重量バランスです。
最初からスピードだけを求めるのではなく、まずはコースアウトを減らして安定して完走できるマシンを作り、そこから少しずつ速度を上げていくとセッティングしやすくなります。
ブレーキ|飛びすぎを抑えて着地を安定させる
GTアドバンスでは、ジャンプセクションへ入る速度を調整するため、ブレーキセッティングが重要になります。
ブレーキが弱すぎるとジャンプで飛びすぎてコースアウトしやすくなり、反対に効かせすぎると必要以上に減速してしまいます。
そのため、
- ブレーキの高さ
- ブレーキスポンジを貼る位置
- 前後の効き方
などをコースに合わせて調整していきます。
特に軽量なVZやMEなどでは、速度が乗った状態でジャンプへ進入したときの姿勢を確認しながら調整するとよいでしょう。
なお、GTアドバンス Ver.2.2では、ブレーキスポンジへの熱処理加工は禁止されています。
マスダンパー|ジャンプ後の跳ねを抑える
マスダンパーは、ジャンプ後の着地でマシンが跳ねるのを抑え、姿勢を安定させるための重要なパーツです。
ただし、GTアドバンスでは実車系プラボディを使用するため、ボディ形状によってマスダンパーを取り付けられる位置が変わります。
特にフロント側はボディのカウルなどと干渉する場合があるため、シャーシだけでなくボディとの組み合わせを考えて配置することが重要です。
また、マスダンパーは単純に重くすればよいわけではありません。重量を増やせば制振効果を得やすくなる一方で、マシン全体が重くなります。
実際に走らせながら、必要な制振性能と重量のバランスを調整していきましょう。
タイヤ|黒タイヤ限定の中で選ぶ
GTアドバンス Ver.2.2では、成型色が黒のタイヤのみ使用可能です。
その条件を満たすタイヤの中から、コースやマシンに合わせて選択します。
タイヤによってグリップや跳ね方などが変わるため、マシンの安定性とスピードの両方に関係する重要なセッティングポイントです。
なお、タイヤ側面のホワイトレターは使用可能です。
ローラー|プラローラー限定でもセッティングできる
GTアドバンスではプラローラーのみ使用でき、ローラー数は最大8個です。
Ver.2.2ではスタビローラーも1個として数えるため、ローラー構成を考える際には注意してください。
また、ゴムリング付きローラーは使用できませんが、メッキ加工されたプラローラーは使用可能です。
使用できるローラーが限定されているからこそ、ローラー径や取り付け位置などを工夫してマシンの挙動を調整することが重要になります。
重量バランス|速さだけでなく姿勢も考える
GTアドバンスでは、マスダンパーやFRPプレートなどを追加していくとマシンの重量も増えていきます。
重量を増やせば安定するとは限らず、重くしすぎると加速などに影響する場合があります。
また、MA・VZ・FM-A・ME・MSではモーター位置やシャーシ構造が異なるため、同じパーツ構成でも重量バランスは変わります。
特にジャンプのあるコースでは、飛び出しから着地までのマシンの姿勢を実際に確認しながら、ブレーキ・マスダンパー・重量配分をセットで調整することが大切です。
GTアドバンスでは「まず完走」からセッティングする
初めてGTアドバンスマシンを作る場合は、最初から最高速度を狙う必要はありません。
まずは、
- コースアウトせず完走できる
- ジャンプ後の着地が安定している
- コーナーで大きく姿勢を崩さない
状態を目指します。
安定して完走できるようになったら、ブレーキを少し弱める、重量を調整するなど、一つずつ変更して走行テストすると、何がマシンの挙動に影響しているのか分かりやすくなります。
GTアドバンスは使用できるパーツが限定されているからこそ、この細かなセッティングの違いを楽しめるレギュレーションです。
GTアドバンス初心者が最初に意識したいこと
GTアドバンスは、カーボンプレートやボールベアリングなどに頼らず、比較的シンプルな改造で楽しめるレギュレーションです。
しかし、パーツを取り付けるだけで速くなるわけではありません。
初めてGTアドバンスマシンを作る場合は、組み立て精度・完走・走行テストの3つを意識してみましょう。
まずは説明書通りに正確に組み立てる
最初に重要なのが、ベースとなるマシンを正確に組み立てることです。
タイヤやホイール、ギヤ周りなどにズレや抵抗があると、その後にパーツを追加しても本来の性能を発揮しにくくなります。
まずはキットを説明書通りに組み立て、スムーズに走る状態を作ってからGTアドバンス仕様へセッティングしていきましょう。
最初は速さより完走を目指す
初めて走らせるときは、いきなり最高速度を狙うよりも、まずコースを安定して完走できる状態を目指すのがおすすめです。
特に確認したいのは、
- ジャンプで飛びすぎていないか
- 着地後に大きく跳ねていないか
- コーナーで姿勢を崩していないか
- ブレーキが効きすぎていないか
といったポイントです。
コースアウトする場合は、モーターを変える前にブレーキやマスダンパー、重量バランスなどを確認してみましょう。
セッティングは一度に変えすぎない
GTアドバンスでは、ブレーキやマスダンパーなどを少し変更しただけでも走りが変わることがあります。
そのため、走行テストでは複数の部分を一度に変更するのではなく、一か所ずつ変更して違いを確認すると原因をつかみやすくなります。
「走る→確認する→1か所変更する→もう一度走る」を繰り返しながら、自分のマシンに合ったセッティングを探してみましょう。
好きな実車系ボディから選ぶのもおすすめ
GTアドバンスの大きな魅力のひとつが、実車系プラボディを使ってレースを楽しめることです。
性能だけでマシンを選ぶ必要はありません。
好きな車種やデザインのボディからマシンを選び、そのボディに合わせてセッティングを考えていくのもGTアドバンスの楽しみ方です。
ただし、ボディ形状によってマスダンパーなどの配置が変わる場合があるため、購入前に使用するシャーシとの組み合わせも確認しておきましょう。
ネオVQS アドバンスパックが2026年12月に再販予定
GTアドバンスを始めたい人に注目したいのが、「ネオVQS アドバンスパック(VZシャーシ)」の再販です。
タミヤ公式では2026年12月発送予定、価格は3,300円(税込)と案内されており、ネットショップではすでに予約販売も始まっています。
ネオVQS アドバンスパックは、ネオVQSのキットにレース向けのチューンナップパーツを組み合わせたセットです。
GTアドバンスの「ADVANCED」は、このアドバンスパック相当の改造ランクをイメージしたもので、GTアドバンスの基本的なパーツ構成を知るうえでも参考になります。
GTアドバンスでも参考になるパーツが揃っている
ネオVQS アドバンスパックには、主に次のようなパーツが含まれています。
- ライトダッシュモーター
- FRPフロントワイドステー
- FRPマルチ強化プレート
- FRPリヤブレーキステー
- ブレーキスポンジ
- 13mm低摩擦プラローラー×6
- サイドマスダンパー
- スーパーハード小径ローハイトタイヤ(ブラック)
- 中空軽量プロペラシャフト
- ハイスピードEXカウンターギヤ
- キャップスクリュー
ブレーキ、マスダンパー、FRP、プラローラーなど、GTアドバンスでも重要になるパーツが最初からまとめられているのが大きな特徴です。
特にライトダッシュモーターはGTアドバンスで使用できるモーターのひとつで、スピードを出しながらセッティングを詰めていく場合にも選択肢になります。
ネオVQSのボディはGTアドバンスでは使用できない
ここは注意が必要です。
ネオVQS アドバンスパックを購入して、そのままGTアドバンスへ参加できるわけではありません。
ネオVQSのボディはGTアドバンスで指定されている実車系プラボディではないため、GTアドバンスで走らせる場合は、レギュレーションに対応したボディを用意する必要があります。
この記事で紹介している「GTアドバンスで使用できるボディ一覧【2026年6月版】」も参考にしてください。
2026年12月再販分は予約受付中
ネオVQS アドバンスパックは、2026年12月の再販が予定されています。
過去にも人気の高かったキットなので、購入を考えている場合は、各ショップの予約状況や販売価格を確認してみるとよいでしょう。
※価格や発売時期、予約状況は変更される場合があります。最新情報はタミヤ公式や各販売店で確認してください。
下の写真はこのキットを素組みした物です。未だブレーキスポンジを張っていませんが、実車系ボディーを乗せると、そのままレースに参戦しても良さそうな完成度です。

GTアドバンス対応キット|現在購入しやすいおすすめマシン
GTアドバンスを始める場合、まず必要になるのがレギュレーションに対応した実車系プラボディです。
使用可能なボディは多数ありますが、すべてのキットが現在も通常販売されているわけではありません。生産終了品や流通量の少ないキットもあるため、これから始める場合は現在入手しやすいキットから選ぶとスムーズです。
なお、GTアドバンスで使用できるすべてのボディについては、この記事前半の「GTアドバンスで使用できるボディ一覧【2026年6月版】」を確認してください。
MAシャーシ|初心者にも選びやすい
MAシャーシは、初めてGTアドバンスマシンを作る人にも候補にしやすいシャーシです。
実車系デザインのキットが多く、GTアドバンスらしい外観を楽しみながらセッティングできます。
販売されている対応キットの中から、価格や好みのボディを比較して選ぶとよいでしょう。
VZシャーシ|軽量マシンを作りたい人向け
VZシャーシは軽量なのが特徴で、スピードを意識したGTアドバンスマシンを作りたい人にも向いています。
ただし、VZシャーシのキットなら何でもGTアドバンスで使えるわけではありません。
必ずGTアドバンスの使用可能ボディ一覧に掲載されているマシンから選んでください。
エレグリッターはカウル必須です。
FM-Aシャーシ|フロントモーターを使いたい人向け
FM-Aシャーシはモーターを前方に配置するため、MAやVZとは違った重量バランスでセッティングできます。
GTアドバンス対応ボディにもFM-A採用キットがあるため、フロントモーター車を作ってみたい人は候補になります。
スターターキットのラウディーブルは超お勧めです
MEシャーシ|新しいシャーシで作るなら注目
MEシャーシでGTアドバンスマシンを作りたい場合は、対応する実車系ボディとの組み合わせを確認して選びましょう。
当サイトでは、ライザンを使ったMEシャーシのGTアドバンスマシンを実際に製作しています。
パーツ構成や改造方法については、製作記事で詳しく紹介しています。
→ ライザン(MEシャーシ)のGTアドバンス改造記事はこちら
ライザンはカウル装着が必須です。
MEシャーシ2台目が予約販売開始
販売状況は変わるため購入前に確認しよう
ミニ四駆は再販や生産休止などによって、ショップの在庫状況や販売価格が大きく変わることがあります。
特に生産終了品や流通量の少ないキットは、定価を大きく上回る価格で販売されている場合もあります。
購入するときは、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなど複数の販売先を比較し、現在の価格や在庫状況を確認してから購入することをおすすめします。
まとめ|GTアドバンスは初心者でも始めやすくセッティングが楽しい
GTアドバンスは、実車系プラボディを使用し、限られたパーツや改造範囲の中でセッティングを楽しめるミニ四駆のレギュレーションです。
2026年6月1日からはGT-ADVANCED Ver.2.2が適用され、使用可能ボディや加工に関するルールも更新されています。これからマシンを作る場合は、まず最新のレギュレーションと使用可能ボディを確認しておきましょう。
シャーシはMA・VZ・FM-A・ME・MSなどから選択でき、初めてGTアドバンスに挑戦するなら、バランスがよく扱いやすいMAシャーシが候補になります。
ただし、GTアドバンスはシャーシだけで速さが決まるわけではありません。ブレーキ、マスダンパー、タイヤ、ローラー、重量バランスなどをコースに合わせて調整することが重要です。
最初から最高速度を狙うのではなく、まずは安定して完走できるマシンを作り、走行テストをしながら一か所ずつセッティングを変更すると違いが分かりやすくなります。
また、2026年12月にはネオVQS アドバンスパックの再販も予定されています。GTアドバンスで重要になるFRP、プラローラー、ブレーキ、マスダンパーなどの構成を知るうえでも参考になるキットです。
GTアドバンスは、速さだけでなく好きな実車系ボディでマシンを作り、自分なりのセッティングを試せることも大きな魅力です。
この記事で紹介した最新ルールやシャーシ選び、改造ポイントを参考に、自分だけのGTアドバンスマシンを作ってみてください。









