トヨタ ヤリスWRC(MAシャーシ)にスライドダンパーを取り付けたいと思っていませんか?
GTアドバンスでは、フロントにスライドダンパーやスライドダンパー用金属プレートを採用するセッティングが増えており、ヤリスWRCでも装着できるのか気になる方は多いと思います。
私も実際に純正スライドダンパーを取り付けて確認してみました。
その結果、リヤは問題なく装着できましたが、フロントはボディと大きく干渉し、そのままでは装着できないことが分かりました。
この記事では実際の写真を交えながら、
- ヤリスWRCへスライドダンパーは装着できるのか
- 干渉する場所
- 金属プレートだけなら使えるのか
- GTアドバンス用として実用性はあるのか
について詳しく紹介します。
この記事のポイント
- ヤリスWRC(MAシャーシ)へ純正スライドダンパーを装着して検証
- リヤは問題なく装着可能
- フロントはボディと干渉し、そのままでは装着不可
- GTアドバンス向け金属プレート仕様についても検証
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スライドダンパーを装着して検証
GTアドバンスでは最近、フロントへスライドダンパーやスライドダンパー用金属プレートを装着するセッティングを多く見かけます。
そこで今回は、実際にヤリスWRC(MAシャーシ)へ前後のスライドダンパーを装着して確認しました。
使用したのはタミヤ純正のフロント用・リヤ用スライドダンパーです。
指定の場所にそのまま取り付けて実装
まずは加工を一切行わず、説明書どおりの位置へ前後のスライドダンパーを装着して確認しました。



リヤスライドダンパーは問題なく装着できる

まずリヤ側です。
リヤはボディとのクリアランスに十分余裕があり、そのまま問題なく取り付けることができました。
ローラー位置も自然で、ボディとの接触もありません。
GTアドバンス用として使用する場合も、大きな問題は無さそうです。
フロントはボディと大きく干渉する



問題はフロントです。
実際に装着してみると、スライドダンパー本体がボディ内側と大きく接触します。
特にフロントバンパー裏側にあるボディ固定部と干渉してしまい、そのままではボディを取り付けることができません。
実際に確認すると、あと数ミリというレベルではなく、かなり大きく干渉しています。
干渉部分を削れば装着できる?
もちろんボディを加工すれば装着できる可能性はあります。
しかし確認したところ、削る必要があるのは単なる内側のリブではありません。
ボディ前側を固定しているストッパー部分まで加工する必要があります。
ここまで加工してしまうと、
- ボディ固定強度が落ちる
- ボディ本来の形状が変わる
- GTアドバンス用マシンとしてヤリスWRCを使うメリットが少なくなる
と感じました。
そのため、私自身はこの加工はおすすめしません。
デクロス01なら問題なく装着できる
同じMAシャーシでも、デクロス01のボディでは問題なく装着できました。
ただし、デクロス01はGTアドバンス対象車種ではないため、大会では使用できません。
ボディ形状に余裕があるため、スライドダンパーとの干渉はありません。
つまり、
装着できるかどうかはMAシャーシではなく、ボディ形状による影響が非常に大きいことが分かりました。
ヤリスWRC特有の低いフロントノーズが原因と考えられます。

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ボディーとの干渉以外の問題点
スライドダンパーがスライドするとスライドダンパーの固定されたローラーやローラー軸がスライドしますので、シャーシとの干渉してしまうとスライドできないという問題が起こります。
フロントスライドダンパー
所定の位置に取り付けたフロントスライドダンパーは通常状態では、
9mmローラー用、13mmローラー用、17mmローラー用の穴が問題なさそうな位置に開いていますが、最もスライドした場合は、9mmローラー用穴は問題なさそうですが、13mmローラー用、17mmローラー用の穴はローラー軸を取り付けた場合、MAシャーシの外形と干渉してしまいそうです。

GTアドバンスでは13mmローラーを採用するセッティングをよく見かけますが、この設定では13mmローラーは使いにくい状況です。
仮に上側だけにローラーを設定するのであれば使えそうですが、下側にもローラーを配置する場合は、金属プレートをもっと後方に、タイヤの傍に移動したい状況です。
リアスライドダンパー
所定の位置に取り付けたリアスライドダンパーは通常状態では、9mmローラー用の穴は問題なさそうな位置に開いていますが、最もスライドした場合は、9mmローラー用穴もMAシャーシと干渉してしまう位置にあります。
13mmローラー用、17mmローラー用の穴はMAシャーシの上下にローラーを配置しようとすると、全く使えない場所になっています。

従い、リアスライドダンパーは、タイヤ付近まで前方へ移動した方が実用的と感じました。
装着方法を工夫して再検証
フロントは下側ホルダーを外し取付位置を少し後方に移動、リアは取付位置をそのまま前方の穴位置に変更し設置してみます。

フロントスライドダンパーは下側ホルダーを外して
フロントでは、下側ホルダーを取り外し、金属プレート中央をシャーシへ直接固定する方法も試しました。
この方法では、
・下側ホルダー分だけ軽量化できる
・ローラー位置を低くできる
・金属プレートを約6mm後方へ移動できる
というメリットがあります。
その結果、ローラー位置は非常に良好になりました。


しかし、ヤリスWRCではボディ固定部と高さ方向にも干渉してしまい、ボディを大きく加工しなければ装着できませんでした。

リアのスライドダンパーは前方に
リヤは下側ホルダーの取付穴位置を変更し、約12mm前方へ移動させて検証しました。
この方法ではスライド時にローラー取付部とMAシャーシが干渉せず、自然な位置で動作させることができます。

しかし、この状態ではヤリスWRCのボディが下側ホルダーと干渉します。

デクロス01では問題ありませんでしたが、ヤリスWRCではボディ加工が必要になることが分かりました。
金属プレート仕様も試してみた
最近のGTアドバンスでは、スライド機構を使用せず、
スライドダンパー用金属プレートだけをローラーステーとして使用するセッティングも多く見かけます。
私も実際に確認しましたが、MAシャーシとの相性は非常に良く、ローラー位置や高さも調整しやすく、GTアドバンス向けとして非常に興味深いセッティングでした。ローラー位置も自然で剛性感があります。
下の写真は以前に紹介したアビリスタのGTアドバンス用の作成したものです。MAシャーシです。
その次の写真の右のシャーシは、今回スライドダンパーの金属プレートのみをシャーシに直付けしたものです。


気になる方は以下のサイト内のアビリスタのGTアドバンス改造の記事を参照ください。

このアビリスタのボディーは今回のスライドダンパーの金属プレート直付けのシャーシに問題なく取りつきます。
実装したのが下の写真です。


しかし、この仕様でもヤリスWRCではボディとの干渉は解消できませんでした。
つまり、
ヤリスWRCのボディーは、金属プレートのみの仕様でもボディ加工なしで使用するのは難しいという結果になりました。
ヤリスWRCにスライドダンパーは付く?検証結果まとめ
今回検証した結果は次のようになりました。
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| リヤスライドダンパー | 〇 問題なく装着可能 |
| フロントスライドダンパー | ✕ ボディと干渉 |
| 金属プレート仕様 | △ 干渉は残る |
| ボディ加工 | 必要だが加工量が大きい |
現時点では、
ヤリスWRC(MAシャーシ)へ純正スライドダンパーを無加工で装着することは困難
という結論になりました。
一方で、MAシャーシ自体はGTアドバンスとの相性が良く、ボディ形状によっては十分実用的なセッティングが可能です。
今後はスライドダンパー用金属プレートを活用したGTアドバンス向けセッティングや、他ボディとの組み合わせについても検証を進めていきます。
因みにヤリスWRCのボディーは、以前に紹介したライザンのMEシャーシのGTアドバンス用に改造したシャーシにそのまま取り付け可能です。

ライザンのGTアドバンス用改造の記事はこちらです。

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今回検証したヤリスWRCの素組みレビューや、その他のGTアドバンス改造記事も公開していますので、あわせて参考にしてください。
⇩⇩WRCの素組みレビュー記事

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