ミニ四駆の中でも人気の高い「アバンテMk.Ⅲ NERO アドバンスパック(MSシャーシ)」を実際に素組で組み立ててみました。
このキットは、最初から多くの改造パーツが付属しており、初心者でも比較的簡単に“それなりに速いマシン”を作ることができます。
今回はまず👇
👉 説明書通りの素組状態でどこまで仕上がるのかを検証していきます。
👇紹介しているのはアバンテMk.Ⅲ NERO アドバンスパック
まずは結論|素組みでもここまで走る



👉
これ、完全に素組みです。
無改造とは思えない完成度で、見た目・バランスともに「このまま走らせたくなる」仕上がりになりました。

👉
この状態でどこまで走るのか?
後日、実際にコースで検証していきます。
今回作るマシンについて

今回組み立てていくのは、
「アバンテMk.Ⅲ NERO アドバンスパック(MSシャーシ)」です。
ミニ四駆の中でも人気の高い「アバンテMk.Ⅲ」をベースに、
最初からFRPステーやローラー、マスダンパー、ブレーキなどがセットになった
“実戦仕様に近いスターターパック”となっています。
通常のキットと違い、
👉 改造しなくてもある程度のセッティングが完成している
👉 見た目の完成度が高い
👉 そのままでも走行性能がしっかりしている
といった特徴があり、
「これからミニ四駆を始めたい方」や
「手軽に速いマシンを作りたい方」に非常に人気のモデルです。
また、ベースとなるMSシャーシは
モーターが中央に配置された構造で安定性が高く、
コーナリング性能にも優れているのが大きな魅力。
今回はこのキットを使って、
完全無改造の“素組み”でどこまで仕上がるのかを検証していきます。
開封|パーツ内容をチェック


それでは開封して、パーツ内容を詳しくチェックしていきます。
箱を開けてまず感じるのは、
「これ、本当にスターターキット?」というレベルの充実度。
■ 付属パーツは全13アイテム
このアドバンスパックには、あらかじめ以下の13種類のパーツがセットされています。
・ライトダッシュモーターPRO
・FRPフロントワイドステー
・FRPリヤワイドステー
・ハイスピードEXギヤ(3.7:1)
・マスダンパー(円筒型)
・スリムマスダンパー
・FRPフロントワイドステー(別形状)
・ブレーキスポンジ(ブルー)
・FRPマルチ強化プレート
・スーパーハード小径ローハイトタイヤ
・FRPリヤブレーキステー+ブレーキスポンジ
・キャップスクリュー(25mm/30mm)
・低摩擦13mmローラー
■ カーボンではなく“FRP”という選択
■ 最初から“完成に近い構成”
特に注目すべきはこの3点👇
✔ マスダンパー標準装備
✔ FRPステー前後フル装備
✔ 低摩擦ローラー&ブレーキ一式あり
通常であれば少しずつ追加していくパーツが、
最初から一通り揃っています。
■ タミヤが出した“ひとつの結論”
このパーツ構成を見て感じるのは、
単なる入門キットではなく、
👉 よくある改造パターンを最初から再現
👉 初心者でも失敗しにくい構成
👉 そのままでもしっかり走る完成度
つまりこれは、
「タミヤが考える“まずこの形にしておけば間違いない”という一つの結論」
とも言える内容です。
■ 全体の印象
ここまで揃っていることで、
👉 組むだけで実戦レベルに近い形になる
👉 改造のスタート地点としても優秀
という、非常にバランスの良いキットになっています。
今紹介しているのはコレ!!
組み立て前に準備するもの

組み立てに入る前に、まずは工具を準備しておきましょう。
ミニ四駆は特別な工具がなくても作れますが、
最低限の道具があるだけで仕上がりと作業効率が大きく変わります。
■ 使用する工具一覧
今回は、実際に使用した工具はこちら👇
・プラスドライバー
・ナット回し(ボックスドライバー)
・ニッパー
・オイルペン
・爪切り
プラスドライバーとニッパーは必須です。
他は無くてもなんとかなります。
■ それぞれの役割
・プラスドライバー
ビス(ネジ)を締めるために使用します。
組み立ての基本となる工具です。
・ナット回し(ボックスドライバー)
ナットをしっかり固定するために使用します。
これがあると作業効率がかなり上がります。
片側がM2ナット用で反対側がM2ナイロンナット用になっています。
・ニッパー
パーツをランナーから切り離すために使用します。
手で外すとパーツ破損の原因になるため必須です。
・オイルペン
ギヤやシャフト部分の潤滑に使用します。
回転をスムーズにし、走行性能に直結する重要なポイントです。
・爪切り
細かいバリ取りや微調整に使用します。
意外と便利で、1本あると仕上がりがきれいになります。
■ 初心者の方へ(ここ重要)
👉 この5つがあれば、問題なく組み立てできます。
特別な工具は必要ありません。
むしろ大事なのは👇
・パーツを丁寧に扱う
・ネジを締めすぎない
・オイルは少量でOK
この3点です。
■ ワンポイントアドバイス
👉 ネジは「止まったところで軽く止める」
👉 オイルはつけすぎない(逆に遅くなります)
👉 パーツは無理に力をかけない
組み立て手順(写真付きで解説)
それでは実際に組み立てていきます。
今回は説明書に沿いながら、走行性能に直結するポイントも含めて解説していきます。


ニッパー、爪切りなどでパーツを丁寧に切り取ります。

① タイヤ・ホイール取り付け(最重要)

ここは見た目以上に走行性能に直結する超重要ポイントです。
💡 基本構造
👉 ホイールシャフト:6角形
👉 ホイール穴:6角形
つまり、位相(向き)を変えて組み直すことが可能です。
💡 ここが差別化ポイント(重要)
ホイールには個体差があり、
そのまま組むと回転時に「振れ(ブレ)」が発生します。
👉 この振れがスピード・安定性に大きく影響します
💡 やるべき作業
① ホイールを取り付ける
② 回転させて振れを確認
③ 一度外して位相をずらす
④ 再度取り付けて確認
👉 これを繰り返して
最も振れが少ない位置を探します
💡 さらに重要
👉 ベスト位置が見つかったらマーキングしてください
(例:ペンで印をつける)

💡 補足(上級者の常識)
この作業は手間ですが、
👉 上級者は必ずやっています
💡 さらに一歩踏み込むと
タミヤ公式ルールでは、
👉 ホイール削り出し
👉 タイヤ削り出し
も可能で、上位入賞者は
振れの最小化を徹底しています。
⚠ 注意(重要)
以下のクラスでは加工NGの場合があります
・GTアドバンス
・ストッククラス
・B-MAX
👉 レギュレーションは必ず確認してください
💡 現実的な問題と対策
何度も抜き差しすることで
👉 シャフトが抜けやすくなる
という問題が出ます。
💡 一般的な対策
👉 ホイールのシャフト貫通加工
これにより
👉 抜け防止
👉 セッティング安定
につながります。
② センターシャーシの組み立て

まずは土台となるMSシャーシ(赤)の組み立てから。
MSシャーシは3分割構造になっており、
フロント・センター・リアを順番に組み合わせていきます。
まず、センターシャーシの電池金具、スイッチを組み立てます。
私は金具に手を触れずにラジオペンチで組み立てます。(サビ防止)
説明書通りにモーターユニットも組み立てます。

💡 ポイント
👉 パーツの向きを確認して無理に押し込まない
👉 しっかり奥までハメる(浮きNG)
👉 ここがズレると駆動に影響が出ます
③ ギア・駆動系の組み立て
次にギア周りを組み立てます。
ここは走行性能に直結する重要な工程です。
💡 グリスを塗る場所
👉 カウンターギア
👉 スパーギア
👉 ギア同士の接触部分
💡 ポイント
👉 グリスは“薄く”塗る
👉 塗りすぎは回転抵抗になる
💡 チェック
👉 指で回してスムーズに回るか確認
👉 引っかかりがない状態が理想



④ モーターの取り付け
モーターを取り付けます。
付属のライトダッシュモーターPROを使用します。
💡 ポイント
👉 向きを確認(+−)
👉 奥までしっかり差し込む
👉 接触が甘いと回転不良の原因になります

⑤ 上部ユニットの取り付け
最後に上部ユニット(白パーツ)を取り付けます。
💡 ポイント
👉 ツメを折らないように注意
👉 均等に押し込む

💡 最終チェック
👉 タイヤがスムーズに回るか
👉 異音がないか
👉 駆動が軽いか
最終チェックの動画です
■ まとめ一言
👉 特にタイヤ・ホイールの精度出しで、マシン性能は大きく変わります。
ローラー・FRPステーの組み立て
リアローラーユニットの組み立て・取り付け

リアブレーキプレートの取り付け
フロントローラーユニットの組み立て

フロントローラーユニットの取り付け
フロントブレーキプレートの取り付け



ボディーの組み立て・取り付け
やっとここまで来ました。
残すはボディーの組み立てのみです。


シール貼りも完了です。
ボディー全体の重量は11.4gです。

これで、【MSシャーシ】アバンテMk.Ⅲ NERO アドバンスパックの組み立て完了です。

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【重要】組み立てでミスしやすいポイント
このキットは非常に完成度が高く、
説明書通りに組めば基本的に大きなミスは起きにくい構造になっています。
ただし、実際に組んでみて気づく注意点がいくつかあります。
ここでは“このキット特有の落とし穴”を解説します。
タイヤの押し込みすぎによる回転不良
見落としがちですが、ここはかなり重要です。
タイヤ・ホイールを強く押し込みすぎると、
シャーシとのクリアランスが無くなり、回転が重くなります。
💡 よくある症状
・タイヤの回転が鈍い
・手で回してもすぐ止まる
・走りが明らかに遅い
💡 対策
👉 押し込みすぎない(軽く当たる位置で止める)
👉 指で回してスムーズに回るか確認
👉 「スルスル回る状態」が正解です
リアローラーのネジ長不足(重要)
今回のキットで一番気になったポイントです。


説明書通りにリアローラーを組むと、
ネジの先端にボールストッパーを取り付ける余裕がありません。
💡 このままだとどうなる?
・ナットが緩みやすい
・走行中に外れるリスク
・大会では車検NGの可能性あり?
走行中に緩んだり外れたりすると危険なため、大会や店舗レースでは事前に固定状態を確認しておきたいポイントです。
💡 おすすめ対策(重要)
なお、ここから先は説明書通りの素組みから一歩進めた“実走向けの改善案”です。
👉 M2ナイロンナットに変更するのが最も安全
これにより👇
✔ 緩みにくい
✔ ボールストッパー無しでも安全
✔ 実戦仕様になる


💡 別案(非推奨寄り)
👉 スプリングワッシャーを外す
→ 組めるようにはなりますが
👉 走行中の緩みリスクが上がるため注意
実際に走らせてみた感想(※動画準備中)
現在、実走テストおよび動画撮影を進めています。
本記事ではまず結論と予告をまとめ、詳細な走行レビューは後日追記予定です。
💡 先に結論だけ軽く書いておく(重要)
👉 素組みとは思えないレベルでしっかり走る
👉 特に安定性は“完成度の高さ”を感じる仕上がり
👉 ※動画は後日追加予定(ブックマーク推奨)
走行スピード・安定性(動画準備中)
ライトダッシュPRO+3.7:1ギアの組み合わせ、アドバンスパック標準構成(FRP+マスダンパー)により、素組みとしては十分すぎるスピード域に、また、コーナーでのブレが少なく、非常に扱いやすい印象です。
👉 詳細な速度感・コーナリング挙動は動画で解説予定
ジャンプ後の挙動(動画準備中)
ジャンプ着地時の姿勢制御がどこまで効くかは現在検証中です。
👉 着地の収まり・跳ね方などはスロー動画で追加予定
落下テスト|制振効果の挙動
マスダンパーによる制振効果が解ります。
特にリア側の効果が抜群ですね。
フロントはもう少し効くと良いかもです。
実際にコースで走らせた試験が最も有効です。マスダンパーの重さや振れ幅などを調整し、さらなる改善が可能です。
マスダンパー未装着状態での落下テストも実施予定です。
👉 「どの程度跳ねるのか」
👉 「制振の有無でどう変わるのか」
を分かりやすく比較します。
👉 ミニ四駆は“走らせる前の挙動チェック”が性能に直結します。
👉 ※マスダンパーなし落下テスト動画は後日追加予定
まとめ|アバンテMk.Ⅲ NERO アドバンスパックは初心者にもおすすめできる完成度
アバンテMk.Ⅲ NERO アドバンスパックは、ライトダッシュモーターPRO、FRPステー、マスダンパー、ブレーキ、低摩擦ローラーが最初から入っているため、説明書通りに組むだけでもかなり実戦的な形に仕上がるキットです。
特にMSシャーシらしい安定感と、最初から制振・ブレーキ周りまで揃っている点は大きな魅力です。
一方で、タイヤの押し込みすぎやリアローラー周りの固定など、組み立て時に注意したいポイントもあります。
初心者が「まず1台しっかり走るミニ四駆を作りたい」と考えるなら、かなりおすすめできるキットだと感じました。
今後は実走動画やマスダンパーなしとの比較も追加して、さらに詳しく検証していきます。
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