B-MAXアのレギュレーションを確認していましたらドラえもん提灯の使用禁止との表記がありました。
ドラえもん提灯とはなんなのか?
疑問に思った私は、実際にドラえもんダンパー(ドラえもん提灯)を作り、効果を確認してみました。

効果的な安価な制振機構を探している人は是非読んでくださいね!
ドラえもん提灯とはなんなのか?
ドラえもん提灯とは
ドラえもん提灯は2021年ごろ結構人気があった機構でたくさんのYoutubeも出ていました。
知らないかったのは私だけ!?
マスダンパー2個をビスで固定し、19mmゴムローラー用のゴムで宙吊りにしてダンパー効果を得る機構です。
マスダンパー2個を固定したものは真鍮の色と形状からドラえもんの鈴の様に見えることからドラえもん提灯と呼ばれる様になった様です。
ネーミングも見事ですね!
ドラえもん提灯の作り方
ドラえもん提灯の作り方は簡単です。
ドラえもん提灯の材料
ドラえもん提灯の材料は以下の様なものです。
ほんの一例です。
重さやゴムの長さなどはどの様にもアレンジ可能です。
マスダンパーが重いと制振効果アップも加速性能ダウン。
マスダンパー:2個
マスダンパー固定ビス
マスダンパーの間にスペーサー
19mmゴムローラー用のゴム
マスダンパー2個の間にスペーサーを挿みロックナットで固定します。
今回は、アジャストマスダンパー 2.5gを2個を使用し、
M2のナットと平ワッシャー2枚をスペーサーにして、12mmのビスを貫通させてロックナットで固定しています。
これが、マスダンパー組み品ですが、見る角度によっては確かに鈴の様に見えます。
罰の種類のマスダンパーを使うと更に鈴の様に見えます。
19mmローラー用のゴムリングを3本用意し、編み込みます。
真ん中のゴムの間にマスダンパー組み品
フロントとリヤ用に2個作りました。
げ、ゴムリングにヒビが入っているのがありますね。
ARシャーシのリヤの上側です。
トラストビスを2本穴に途中までねじ込んでいます。
用意した「ドラえもん提灯」のゴムを捻りながらトラスビスに引っ掛けます。
ARシャーシのフロントの上側です。
2本のビスとスペーサーを立てています。
用意した「ドラえもん提灯」のゴムを捻りながらビスに引っ掛けます。
前方から見た状態です。
シャーシとは当たっていないので、空中に浮いている状況です。
ゴムリングのひび割れが気になりますね^^;
以上でドラえもん提灯の装着完了です。
ドラえもん提灯の効果
ドラえもん提灯の効果を机上で実施しました。
ARシャーシで実験しました。
跳ね防止実験
素組み ドラえもん提灯無し
ドラえもん提灯実装後
ドラえもん提灯の飛び跳ね防止の安定性
ミニ四駆の走行性能を高める上で、着地時のバウンドを抑える事は重要な課題の一つです。
特に、高速での走行やジャンプ台からの着地時における車体の安定性は、レースの成績に直接影響を及ぼします。
この問題に対処するために行われた「ドラえもん提灯」の効果に関する簡易実験では、この独創的な機構が飛び跳ね防止に大変有効であることが確認されました。
実験結果
「ドラえもん提灯」を取り付けたミニ四駆は、ジャンプ台からの着地時において、取り付けていない車両と比較して明らかにバウンドが少ないです。
ドラえもん提灯により、レーストラック上での車体の安定性が大幅に向上し、コースアウトのリスクが減少するなど、レースパフォーマンスの改善が予想できます。
コストパフォーマンス
「ドラえもん提灯」の取り付けに必要なパーツは、マスダンパー、吊り下げ用のゴム、そしてビスのみ。
これらはいずれも安価で入手しやすいパーツであり、高価なアップグレードパーツを購入することなく、車体の跳ね防止と安定性向上を実現できることから、非常にコストパフォーマンスが良い改造と言えます。
ドラえもん提灯の更なる考察
ドラえもん提灯の大雑把な効果を確認しました。
この実験から、「ドラえもん提灯」は、ミニ四駆の安定性を高めるうえで有効な手段であることが明らかになりました。
特に、コストを抑えつつ大幅なパフォーマンス向上を求めるレーサーにとって、この機構は魅力的な選択肢となるでしょう。
今回はフロントとリヤに実装しましたが、もちろんサイドにも、なんならボディー内にも装着は可能です。
上下にスライドするマスダンパーなどとの併設も可能ですし、実際どの部分で最大の効果が得られるかも未知の部分が多い状況です。
例えば、
- シャーシに当てた時に効果が増加するのか減少するのか?
- ゴムのテンションは高い方が良いのか?そうでもないのか?
- ゴムは横に貼りましたが、上下の制振をしたいなら上下にゴムを貼るべきか?
- 斜めの設定が効果が大きそう
レースで実際に使おうとすると色々な試行錯誤が必要ですね!
まだまだ、効果に未知な部分が多い「ドラえもん提灯」ですが、F1の制振機構は、これと同じ様な動きをしていたという記事を見た様な気がします。
可能性は無限大ですよね!!
まとめ
本記事では、ミニ四駆のパフォーマンス向上が可能な「ドラえもん提灯」について詳しく紹介してきました。
「ドラえもん提灯」は、そのコストパフォーマンスの高さと、特に跳ね防止の効果が高い制振システムとしての大変有効です。
ドラえもん提灯は広く知られているわけではありませんが、その実用性は非常に高く、ミニ四駆のカスタマイズ愛好家にとても絶対有益な情報です。
特に、跳ね防止が必要なコースを走らせる際に、ドラえもん提灯を持ち歩き、必要に応じてビス2本程度で簡単に取り付けられることは大きなメリットです。
このシンプルなアップグレードにより、車体の安定性が向上し、コース完走の可能性が高まります。
個人的には素組みマシンでも、この制振システムを活用することで、パフォーマンスを格段に向上させることができるので、中断している素組みマシンの速さ比較を「ドラえもん提灯」を追加して取り付けて行おうかと思っています。
ミニ四駆の世界において、少しの工夫が大きな差を生むことがあります。
ドラえもん提灯は、他の気候との組み合わせで更なる革新が期待できそうな気がします。
皆さんも、この簡単かつ効果的な改造を試して、ミニ四駆ライフをさらに楽しんでみてはいかがでしょうか?
これは読んでおいた方が良いかも!?